今でも忘れることができない失恋経験をお話したいと思います
私が中学生の頃のお話です。
当時、陸上部に所属していた私は、同じ部活の1つ上の先輩に恋をしていました。
彼はとてもシャイで、直接あまりお話することはありませんでしたが、走るのがとても早く、町内でも有名なお金持ちの家の子でした。
良い進学塾に通っていたため、成績も非常に良かったのを覚えています。
そのように恵まれた環境にいながら、おごることなく謙虚でシャイな彼に、私は毎日ときめいていました。
当時、私の通っていた中学校では、運動会にそれぞれのチームの色のハチマキをするのがならわしでした。
運動会が終わった後、女の子が好きな男の子のハチマキをもらうというのが流行っていました。
私も、例にもれず、その好きな彼のハチマキを仲の良かった先輩にもらって来てもらいました。
他にも写真を一緒に撮ってもらったり、ちょっとしたプレゼントを渡したりと、片想い生活を楽しんでいました。
当時、私も子どもだったので付き合いたいと言った気持ちはなく、友達とキャーキャー言いながら騒ぐのが楽しくてたまりませんでした。
ずっとこのまま、憧れの先輩を追っかけていたいなと思っていたけれども、ついに彼が卒業してしまう時期になりました。
何と彼は、日本の高校には行かず、イギリスに留学するということでした。
田舎の町では、高校生で留学するということがめずらしく、私は非常に動揺したのを覚えています。
会えるのは最後になるので、ここは想いを伝えたい。
そう思った私は、卒業式に告白することに決めました。